2007/08/02

地区財団セミナー報告(ロータリー財団委員会)

下記、地区から送られてきたものを転載します。(R財団委員会・天野邦彦)

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2007-2008年度地区財団セミナー 特別講演要約
RI日本事務局 財団室 室長 片岡暎子様
2007.7.27金 13:00-17:00

ロータリー財団の全容を簡単に紹介

国際ロータリー
ロータリー財団
 =別々の非営利団体
  両者が同じ理想を掲げる
=ロータリーの理念、奉仕の理想
  =「人々の役に立つこと」
【公式の定義】

ロータリー財団の全て
①「寄付」→②「運用&(運用して)寄付を大きくしてから」→③「使う」

②普通、「得」「損」→必ずしも増えるものではない。しかし、ロータリー財団では、「儲」「儲」「儲」「損」。損は10年間で2回くらい。
例:2005-2006 寄附金 1億1200万$
          投資収益 5000万$
こんな投資収益はあるはずがない?! しかし現実。
【高い収益の理由】すぐ寄附金を使わないで、3年間据え置く。
⇒元金が寄附金の約3倍。
ロータリー財団:様々な国からなる財団
⇒戦争などで寄附金がないことも想定し、予備資金が存在。
よって、年利8%
③世界のために、皆さまの意思を汲み取りつつ使う。
奉仕活動=「財団補助金」を活用した「財団プログラム」

participate:日本では、「参加」「出席」使い分けていない。

テーマの説明:ロータリー入門書に記載

「船に乗っている乗客」⇒participateしていない
participate⇒「船の乗組員(クルー)」
=ロータリー財団の参加は、こちらを意味する。

『ロータリー財団=寄付、ロータリーは、寄付団体ではない』という人が多い。
ロータリー財団:年々多くの寄付を集めている。
日本の会員数:減少し続けている。しかし、
日本の寄付:必ずしも減っていない。
         かつて:世界の1/3、や、1/4
         現在:世界の11%弱
⇒日本以外の国の寄付が増えてきているのが、現状:
 韓国、インドでも100万$寄付する人も出てきた。

一人当たりの寄付100$達成国:5カ国
日本の貢献度は素晴らしいもの。
税制上の優遇措置がある国:日本以外の国
※日本:不完全な形での優遇措置
      ⇒ロータリー財団としての税制上の優遇措置は認められていない。
(片岡様)財団職員のスタッフ・エクスチェンジ(ロータリー財団のGSE、国際ロータリーの青少年交換同様)で、先日韓国の事務局へ。
韓国「次年度のRI会長を出す」と寄付を頑張っている。
例:カナダ(ウィルキンソン氏所属) 寄付が高くなっている
会長を出すために国を挙げて随分頑張ったんだな、という印象。
【かつて】日本会員数=米国×1/3、韓国×3
【現在】日本会員数=米国×1/4、韓国×2
韓国の寄付:競争をあおる形で、寄付集め。※しかし、日本ではなじまないのではないか。

なぜ、一人当たり100$か=2004年規定審議会決議
⇒ロータリー財団が皆さまに押し付けたのではなく、皆さまが自ら決めた。

RID2760の一昨年度の寄付実績
日本の平均寄付額よりも下回っている。(大きな地区なのに)

寄付を強請することはできないが、日本よりも上回るくらいが、日本の中心にある地区としてはいいのではないか。

(昨年度の集計が未集計のため)2007年5月末までの集計
2760地区:既に100$を上回り、日本の平均より上回っている。

日本:財団月間(11月)、少し遅れて12月、に多額の寄付。
世界:6月に多く集まる。
【理由】外国は金利が高い(日本はゼロ金利)ので、6月まで寄付をキープし、金利を増やし、金利はクラブの財産、元金をロータリー財団に寄付する。

全クラブが目標を提出⇒目標を出した以上、達成するよう努めてくださるようお願い。

年次寄付目標:達成したとしても一人100$行かない額。⇒軽く越していただけるとありがたい。

死後:『縁起でもない』⇒どの地区も、遺贈友の会メンバーは少ない。
現在、2760地区内、6人申し込み。

遺贈友の会に入会されますと、皆さま長生きされますので、心配なさらないで申し込みを。
人様々:-自分の余命いくばくもないと知り、あえて遺贈友の会に入会し、事務局に「死んだら必ず遺贈友の会に寄付するように」言っておいて亡くなった方もいる。
-自分の子息がロータリアンであっても、ロータリー財団は強制執行権を持っていない。1万ドルをとることはできない。=遺族のお気持ち次第。
-子息がロータリアンでなくても、「遺品整理中に書類が見つかった」と寄付される人も。
ロータリー財団:米国の団体
⇒「ちゃんとした誓約書を作ったから」といって「1万ドル寄付しろ」と迫ったりしないので、軽い気持ちでご入会を。

中身は同じ
「毎年寄付してほしいなあ」という心

【現在、ポース・ハリス準フェロー制度なし】
改正:ポース・ハリス準フェロー⇒財団の友
ポール・ハリス準フェロー:始め100$、1000$に達するまで寄付を約束すること(1000$が最終目的)
財団の友:【直訳】ロータリー財団にずっと寄付し続ける人
【内容】毎年100$以上する⇒大口寄付者になっても、累計がたとえ100万$になっても「毎年100$寄付する」(と定義された)
1000$が目標のポース・ハリス準フェローとは明らかに異なる。
よって、英文は似ているが、『財団の友』と訳すことにした。

寄付の種類:皆さまのご指示により分けられる。
=ロータリー財団にある3つの財布(
① 年次寄付:とりあえず使われないが、何らかの目的のために、3年後に使おうというもの
② 使途指定寄付:使い道を決めて寄付。ポリオ・プラスが代表的。
③ 恒久基金:将来に備える予備資金のようなもの⇒長期にわたって貯蓄していくもの←非常事態が起こらない限り、使うことはない。利息だけ使う。

※寄付の種類は3種類のみ。しかし、認証、シェア・システム、税制上の優遇措置、が絡み合って少し複雑になる。
認証(recognition):わかりにくい言葉。『表彰』とも訳せるが、「お金で『表彰』を買いたくない」といわれそうなので、『認証』という言葉使用。
1000$以上の年次寄付&1000$以上の使途指定寄付=ポール・ハリス・フェロー
RID2760:6300名(亡くなった会員や退会した会員も含む。)
認証ポイントを使用し、ポール・ハリス・フェローになる人もいる。
=(例)2000$寄付すると1000ポイントおまけ。この1000ポイントで、奥様や他の会員を、ポール・ハリス・フェローにすることが可能。
1000$以上の恒久基金寄付:ベネファクター
『寄付』があって『認証』がある。
税制上の優遇措置を受けることができるのは、『年次寄付』と『恒久基金寄付』で、一括20万円以上の寄付。
シェア・システムの対象となるのは、『年次寄付』と『恒久基金の利息』のみ。

日本事務局が、認証品をどのくらい発送しているか、という表。

1000$寄付するよりも、今はマルチの方が増えてきている。
仕事としては、マルチのピンを発送するというのが、かなり多くなっている。

2005/7/1よりスタート

RID2760 4名も? 4名しか?
※韓国:1,500名くらい

米山記念奨学会のように、税制上の優遇措置を講じて、領収書を出したいが、現行の税制上の優遇措置は、ロータリー財団では、制限つき。

国際交流基金の『特定寄附金制度』を使用。
※ロータリーを含め、6つくらいの団体。

『一括20万円以上』の寄付で、『教育目的』の寄付に限る。
※ポリオ・プラスへの寄付は、人道的目的:税制上の優遇措置が得られない。
税制上の優遇措置を得ることのできる寄付:1億3000万円が上限。
※昨年1億2000万円。昨年、1億2000万円以上の寄付が集まったので、今年1億3000万円の申請を出し、認められている。
⇒どのように寄付が集まっても、これを超えた分については、税制上の優遇措置を得られる領収書を発行できない。1億3000万円を、ちょっと超えた程度は、許容範囲だが、それだけになっている。

ロータリー財団:いろいろな方式を講じて寄付を集める→3年間投資→たいていの場合寄附金を増やす。
今年の寄付金を今年使うとしたら、予算が立てられない。3年前の寄付=寄付額も、収益までもわかっている。
こういう年度で年度が始まる。
(例)
【現在】2007-2008年度=『プログラム年度』
【寄付】2004-2005年度(の寄付を使用)=『寄付年度』
 ↓にわける
寄付の50%:地区に使い道を決定する権限がある
寄付の50%:ロータリー財団管理委員会がその方針に従って使い道を決める。(例)GSEはWFから拠出。

DDF:地区が寄付の使い道を決めることができる方
WF:残り

地区やクラブは、DDFを使って、いろいろな事を実施できる。
DDF=『ロータリーというデパートで使う商品券』
全部使わなければ、お釣りも来る。ロータリー財団の特定の商品(奨学金など)しか買うことはできない。
もし、物品(マッチング・グラントや地区補助金で使う物)を購入する場合、高価なものは売っていない。
(例)エアコン× 扇風機、ストーブ○
実際に財団の補助金を使おうと思うと、「何ができるか」を考える⇒今まで気づかなかったこともわかるのではないか。⇒一度、ロータリー財団の補助金を使ってみてください。←財団を理解する近道。

寄付→3年間投資→その間の投資収益で人件費や事務費を賄う。寄附金そのものを人件費に使うようなことはない。
3年間の投資→いよいよ寄附金を使う→寄附金を決めるのは『シェア・システム』⇒よく聞く言葉だが、わかりにくい言葉。
寄附金-半分        地区の希望
     -半分 にわけ、 世界のニーズ に応えようというもの
このように、「わかちあう」ため、『シェア・システム』という。
※本年度のテーマ Rotary Shares(ロータリーは分かちあいの心)
Share:ロータリー財団では、『割合』と、いろいろなところで使う言葉。       

前年度の使用状況
【収入】
年次寄付50%、恒久基金利息の50%=地区に還元される
凍結 3年前の株式市場が悪かったため、3年前の時点で恒久基金の利息の利用を凍結した。
前年度の繰越 通常、6/30がおわってから行われる
奨学金差額 ロータリー財団から地区に戻される差額
一人の奨学生を海外に派遣するのに必要な額=26,000$=『シェアの所要額』
実際に奨学生が留学するが、26,000$使わないときもある(授業料の安い国、物価の安い国など)    ⇒この差額

今選んでいる奨学生:2008-2009年度
だから、シェア・システムの場合、年度がとてもややこしい
※3年前の寄附金を使い⇒翌年か2年位後の奨学生を選考する。
だから、この年度を考えるだけで、ちょっと頭が混乱する。
図か何かを書きながらやっていくとわかると思う。

前年度DDFの早期移譲 「次々年度の奨学生を5人選びたい」と思ったとき、「少しDDFが不足している」と思った場合、あらかじめ現年度(2007/2008)のDDFを早期に繰り越す。
同じ理由で、前年度、97,000$を今年度に繰越。今年度は、35,000$を次年度に移譲している。
○現ガバナーのDDF⇒ガバナーエレクトに移す
×ガバナーエレクトの年度⇒現ガバナーの年度に移す
 ※現ガバナーのDDF=現金と同じ
 ※ガバナーエレクトのDDF=次年度になったら使えるDDF=手形のようなもの←現金と混ぜることができない。
よって、現金を先に送るということはできるので、現ガバナーのDDFをガバナーエレクトに送ることはできる。

【支出】

他の地区と比べても、奨学金に非常に力を入れている地区。

その結果
【残高】

この資金は、案外使われず、次から次へと繰り越されていくケースが多い。(日本全体:5億円くらい、使われずに残っている)

今年度
【収入】
繰越 年度が始まったばっかりで、前年度が未集計で繰り越しなし。
(7月末~8月始めくらいに入金)
合計 固定された額ではない
⇒繰越が入る
⇒奨学生が辞退すればその額も戻る
シェア・システムは年々動いていくもの

【支出】 年度が始まったばかりでももう使っている=奨学金、地区補助金を既に申請している
『地区補助金』 →「まだ受け取っていない!」
⇒承認の時点で差し引く
『奨学生』 →「まだ日本にいる!」
          ⇒承認したときに差し引いている
合計 年度が始まった7月にもうこれだけ使っていることになる。

【残高】

「このDDFでこれから11ヶ月すごすのは苦しい?」
⇒心配不要
⇒前年度繰越:まもなく入る

次年度:ちょっとくどいが、シェア・システムは、3年サイクルのため
【収入】
しかし、支出はゼロ。
但し、今年の10/1までに、「奨学金申請書」提出
来年の3/末までに、「地区補助金申請書」提出。
⇒その都度、DDFが引かれていく。

今紹介した、2006/2007、2007/2008、2008/2009年度を除くと、どこにもDDFはない。
⇒地区は、通常3つの年度のDDFを管理
皆さまが寄付をして、寄付の動きを辿ろうとしますと、非常に面倒。

寄附金→シェア→DDF/WF→「何に使うか?」=『奉仕活動』
皆さまの寄付→シェア・システム→奉仕活動に形をかえる。
奉仕活動 ロータリー財団のプログラム
       皆さまロータリアンの夢や希望を実現していくもの

プログラム 一時『計画』と訳していたときも。今はカタカナをそのまま使用。
DDFという商品券で購入できるのはロータリー財団プログラムだけ。
寄付したのは皆様=既にロータリー財団に寄付=寄附金(DDFも含めて)は全てロータリー財団の資金。
※皆さまが自分の希望するものに全面的に使うことはできない。
=ロータリー財団という枠の中で、皆さまが希望したものにお金を使うことができる。

[定義]1998.8RI理事会で2種類に分類
奉仕の機会 折々重点を置いていくもの。世界の情勢やニーズが変われば、廃止されるかもしれないもの。
プログラム  ロータリーの中で既にその存在が確立しているもの

財団の場合、ちょっとこれが異なる。
プログラム  大きく分けて3つ。その中に具体的プログラム。
奉仕の機会と、財団のプログラムが重なっている場合が多い。
 (例)識字のマッチング・グラントを実施

「ロータリーは言葉が難しい」→そうかもしれないが、基本的な用語を抑えておくと資料が読みやすくなる。

[定義](両方とも訳しにくく、カタカナ使用)

プログラム  ある意味総論、計画
         始まりはあるが、終わりがあるとは限らない
(例)奨学金プログラム:始まりはあるが、多分永遠につながっていくのでは
プロジェクト  事業
         始まりがあって、必ず終わりがある
(例)地区補助金プロジェクト:始まりがあれば終わりがある=最終報告を出さなければならない。

ロータリー財団のプログラム:3つ

国際親善奨学金
一時、世界1300人/年→現在世界800人/年
※米山記念奨学会(日本だけで出している奨学金なのに)世界で出しているロータリー財団の数字が大体同じ
日本:多いとき 400人/年出していた→200人を下回るくらい
→奨学金の需要が減っているかも?(日本も豊かになっている)

日本における年々の人数

受入:日本語の難しさのため、日本に来る奨学生が年々減少
派遣:言語が大きな壁。2008/2009年度よりTOFELの点数が上がった。→日本、日本人にとって奨学金が難しくなっている。

米国本部:「単にTOFELの最低点数を上げたのではなく、現在の大学の事情に合わせただけ」

2008/2009年度より奨学金の額が一律

2009/2010年度から、それが1000$ずつ増えた。

奨学生にとっては朗報。

国際親善奨学生といえば、なんと言っても有名なのは、
第2回奨学生(=最初の女性の奨学生) 緒方貞子氏

当時:日本からただ一人の奨学生
現在とは事情が異なる

2006.6ロータリー・フェローズ東京(という学友会)にて
緒方貞子氏が述べられている

自分の身に振り返って、みなさまどうでしょうか。

研究グループ交換
14~20地区/年 参加(日本34地区中)
※2007/2008年度 19地区
世界に比べるとそれほど熱心ではない

なぜ少ないか→左の3つの理由など
※RI2580地区(東京) ここ10年くらい非実施
 RI2750地区(東京のもうひとつの地区) 今年5年ぶりくらいで参加
しかし、ホテルが高い、ホームステイが難しい

片岡女史自身、RID2770(埼玉県)、一度フィリピンの公認会計士女性をホームステイ
しかし、自宅を見知らぬ人に開放するのは、ちょっとやはり抵抗がある。皆さまもそうなのかなあ、と。

世界平和フェローシップ
『世界平和奨学金』より、名称のみ変更(実態に変更なし)
※2005.2管理委員会決定:普通の国際親善奨学生より年齢が高いため、『奨学金』はふさわしくなく、『フェローシップ』にした
※『フェローシップ』は、よく『親睦』という意味に約されているが、『親睦』という意味ではない。
これは、「ロータリー大学を作ろう」という夢から始まる。
ロータリーが大学を作るのは難しい→既存の大学を、ロータリー・センターに指定。日本の国際基督教大学が、このロータリー・センターの一つ。
現在、5期生が勉学中、6期生が語学研修中。
世界から70人選ばれる。※財源不足などのために、70人選ばれることはない。
現在は、60人まで。※パリ政治学院:4期生をもって終了。

ロータリー・センター 
・ 世界平和フェローが学ぶ大学
・ 世界6箇所に分布(アメリカ2、イギリス1、日本1、オーストラリア1、アルゼンチン1 ※パリはなくなった)
・ 日本、アルゼンチンを除くと全て英語圏
・ パリ終了:英語以外の言語はなかなか難しい。しかし、仏語のロータリー・センターを作ろうという動きはある。

日本に留学する世界平和フェロー=国際基督教大学
※ 国際基督教大学:日本ができなくても不自由しない。国際基督教大学の中は、英語で通じる。また、常に10人位グループで行動するため、なかなか日本語を覚えない。

スタート当初:評判が悪かった
3年目になるころから、卒業後も日本に残り、働こうという学生がでてきた。
(左の学生2名)
スティーブン:奨学金に関心が深く、始め日本事務局で働きたい、といっていたが、左記に就職
ダニエル:米国の外交官試験にも合格している。現在左記に就職。将来は日本とアメリカの架け橋になってくれるといいと思う。

「アメリカ人ばっかりが日本に来る」という批判に答え、アフリカからも初めて留学生が来た。

ザンビアの学生(日本に来る少し前に姉をエイズで亡くした)
左記の様に述べる
今ちょっと彼は病気なので心配している


大学教員のための補助金
日本では発足以来、2地区から数人に過ぎない。
大学教員はロータリアンでもかまわない。

出したいときは、DDF。奨学金と同じように申請することができる。

平和及び紛争解決研究(一番最近のプログラム)

・ タイで3ヶ月間、平和や紛争解決について学ぶ。
・ 授業は英語
もし申請したい人がいたら、申請書を出すように進めてください。
年2回募集。

以上が教育的プログラム。

人道的プログラムは、この様になっています。

3-H補助金 大規模なプロジェクト

・ 「いきなり申請書を出す」ということができない。
・ まず、「プロポーザル」→よい→初めて申請可能
・ 申請しても承認は10%位
・ めったに申請することはない
・ 申請しようというクラブはまず相談を。
※マッチング・グラントは半分以上のお金を援助する側が出す
3-H補助金は出すお金が10%位で、多額のお金がもらえる補助金。→だから、難しくなっている。日本では今までに3つ程度。

人道的プログラムでよく使われるのは、マッチング・グラントと地区補助金といってよい。

マッチング・グラント
・WCS事業に使用
国際ロータリーのプログラム。ロータリー財団のプログラムでない。
ロータリークラブ同士プログラム。お互いに満足すればそれでよい。
ロータリー財団の補助金は、建築には使えないが、WCSにはこのような規定がない
・WCS事業が一定の条件をかなえると、マッチング・グラントとなり、補助金がもらえる。
・40年以上の間、RID2760わずか24件
※たくさんのDDFがあるので、マッチング・グラントを実践しないと宝の持ち腐れ。
・財団の補助金を受け取る=領収書を添えて、最終報告書提出
  ※WCSでは、最終報告書提出は義務付けられていない。

もし、最終報告を提出しないで放置→ペナルティが課せられる。
※開発途上国とマッチング・グラントをすることが多いと思うが、お金はたいてい相手が受け取る(と思う)。相手がお金を受け取って、領収書などを提出しない場合、一緒に署名している日本側も、ペナルティを受ける。
『相手を選ぶ』=とても大事
最近のパートナーの傾向:比較的安心できるところ、比較的コミュニケーションをとりやすい所
RID2760:地区補助金が比較的豊かだが、地区補助金が足りない地区もある。
→韓国と組んで、ある時は、韓国を援助/ある時は韓国から援助される、という形でマッチング・グラントを行っている。
日本でも1年間に20件くらいマッチング・グラントを申請するところがある。

クラブまたは地区が力をあわせる

教育的プロジェクトは対象にならない。
識字は、『人道的プロジェクト』に分類。人間らしく暮らす上で、文字というのが必要だから。

どのようなものだったら、マッチング・グラントを受け取ることができるのか。
左記の例。
医療器具:無料で受け取り、その輸送費をマッチング・グラントで受取。
※旅費には×。輸送費○
学校建設× 学校に机、椅子、教科書寄贈○
上海クラブ、北京クラブ:子どもの心臓外科手術にマッチング・グラント使用。
建設は全て× しかし、トイレを作る○
樹を植える:従来マッチング・グラントでも申請できたが、今後は、地区補助金のみでの申請。樹を植えるのはいいんだが、一応「美化」なので、それほど生命に差し障ることではないため。

ボランティア奉仕活動補助金
個人向け補助金の名称が変更。
※ 個人向け補助金のとき、「旅費が支給される唯一の補助金」と強調したため、「姉妹クラブの創立記念日に行くのに補助金をください」というクラブがあった。そのため、「奉仕」を名称に入れた。
※ この名称だと、「創立記念日に行く旅費をください」というクラブはないと思う。

地区補助金
ロータリークラブのない国、または少ない国
しかし、米国の海外ちさん管理国の制裁国には、使用できない。
(ミャンマー、キューバ、イラン、イラク、北朝鮮など)

カンボジア、ラオスには、ロータリー・クラブがちょっとある。

よく使っている。
他の地区と比較すると
・ 金額が高い
・ 少ないクラブしか受け取っていない
・ 同じクラブがよく受け取っているように見える

いろいろなプロジェクトがあると思う。
・ 老人ホームに車椅子を贈る
・ 公園に樹を植える
・ バス停留所にベンチを置く
手続きは、地区に申し込むだけで簡単。是非ご利用を。
地区補助金を実際に使ってみると、『ロータリー財団の補助金授与の基準』がわかる。
慣れたら、マッチング・グラントにも挑戦を。
寄付するだけでなく、寄付を使うと、ロータリー財団の資金の流れがちょっとわかる。

RID2760内のクラブが実際にどのような事業を実施したのか

・ このように、領収書を取れるようなものがいい。
・ 地域に役立つようなもの
こういったものを寄贈するのが、一番よい例。

各地区の補助金プログラム:約500/日本全体
何をよく読むか
1) 何を購入したのか
2) ロータリアンはどのような活動をしたのか   を重点的に見る

医療援助
器具を贈る=100%認められる

ベトナム:ロータリークラブがないので地区補助金が使える
 ※ロータリークラブがあれば、マッチング・グラント

医療援助、など、『誰か』を『何かする』場合、
・ 不特定の人が6人以上、受益者になる
ことが条件
このプログラムは、人数が割と多かったので、よい。
・ 特定の人を名指しでするのは×(隣のおじいさんが、難病で苦しんでいるから、など)

今中間報告を受け取ったところ

2006/2007年度プログラム
地区補助金として、大きなプログラムだったが、1,125,000円の支出。
ラオス:2006.10にロータリークラブが一つできた。
年度始めには、ロータリークラブがなかったため、認められた。※もし今後もラオスを援助しようと思った場合、ラオスにおけるロータリークラブが、どの程度増えるかを見なければならない。実際に計画があれば、実施する前に一度日本事務局へご相談を。

最終報告書について
この場合、1,125,000円位の支出を書けばいいのだが、旅費なども書いてあった。旅費など認められないものは、書かないほうがいい。
認められるものだけ書いて、1,125,000円になればいい。
※一応、片岡女史の方で「この補助金は旅費などには使っておりません」とメモを入れて本部に送付。

よいプロジェクトとは思うが、建築条項と抵触しないか、心配している。
一応、片岡女史の方の扱いは、適格とした。

どちらかというと「杉の板を養護学校に寄贈するプロジェクト」と書けば、100%通る。
しかし「教材に間伐材を張る」と書くと、建築みたいになる。
→紙の問題。地区補助金は、すごく甘く、マッチング・グラントよりも甘い審査→ちょっとした言葉使いでいいものになる。今後出すときは工夫が必要かと思う。

報告書について
「寺院、仏閣」と明記されてしまっている。→単に「史跡」の方がいい。
宗教的色彩:ロータリはあまり好まない。

このプロジェクトが、『人道的かどうか』というのも問題。
※『人道的プロジェクトにする工夫』がある
「小学生と留学生が、史跡を巡るオリエンテーリング」
→『人道的かどうか?』 皆さま考えても疑問に思うし、審査される委員会でも疑問になったと思う。
(例)「物価の高い日本で暮らす留学生が、日本にいるのに、日本の文化や史跡に触れることができない」と書くと『人道的』になる。
『何かできない事』『何かニーズがある事』を『ロータリークラブの力』で『満たしてあげる』ことが、必要。

補助金を『上手に申請』し、『上手に最終報告を書く』ことが必要。
※日本とアメリカで、数人がチェック。誰が読んでも「いい!」と思えるように書く、という工夫が必要。
(片岡女史「私、ちょっと自分が病み上がりなもんだから、点数すごく甘いです。」)

マッチング・グラントを実施したい意向があるようなので、2つの違い

左記の通り
マッチング・グラント:補助金が5000$以上(=地区補助金を使っても、10,000$以上の事業でなければ、マッチング・グラントにならない)

「樹を植える」:一応地区補助金としては、人道的プロジェクトになる
(人々の目を和ませて安心させる、心地よい気にさせる)
マッチング・グラントで「樹を植える」
・ この付近、喘息が起きて困っている。少し緑が必要。
・ 台風が来て、水の被害があった。少し植林しなければならない。
など。

いずれにせよ、地区補助金が一番簡単な補助金。
「寄付」→「3年運用」→「使う」という流れが理解できると、この最終報告を書くときも、やはり、補助金をもらった以上、報告書を出すという義務があるので、「ロータリー財団は単にお金をばら撒いているのではない」など、わかると思う。

(例)大阪のクラブ
ネパールとマッチング・グラントを実施。お金はネパールで受取。ネパールのクラブが最終報告を出さない。今、大阪のクラブもペナルティを受けそうになって困っている。ネパールのクラブの言い分(皆さま納得するかもしれませんが):「ロータリアンに最終報告はいりません」「ロータリアンはロータリーの綱領と超我の奉仕を守っていればいいんだから、最終報告を出しません」と宣言。
一応補助金をもらった以上、その補助金は自分のお金も入っているかもしれないが、誰かよその国の人の寄附金も入っているかもしれないので、最終報告を出すということが必要。

成果は上がっているが、なかなか撲滅までには至っていない。

1985年当時:125カ国 35万件症例

現在4カ国に減。
なかなかゼロにはならない。
いろいろ批判はあると思うが、一つの疾病を激減させることに貢献したということは、ロータリーの夢を一部かなえたことになるのではないか。

ロータリー・カードをご存知でしょうか。

ロイヤリティがロータリー財団の収入となる。
世界全体で、500万$近くのロイヤリティ

それだけ皆さま買い物してくださる。
7/15現在 4876名保有
左記の通り決められているので、5000名になると、寄付をしなくても買い物をするだけで寄付になる。
あと124名です。皆さま申し込んでくださるようお願いします。

ゴールドカードは、一人3000円日本事務局にロイヤリティとして振り込まれる。

今までのロイヤリティ額

案外馬鹿にならないもの

ちなみに、RID2760カード保有者数。

100名目指してください。


いろいろ述べましたが、
ロータリー財団= 

できれば、その寄附金は、寄付してくださった地区の意向に沿って使いたい、同時に、できるだけニーズの高いものに使いたい。そのための工夫が、いろいろ面倒な規則になっている。
「自分が寄付したお金だから、何に使おうとも自由だ」というロータリアンもいる。
ロータリーは国際的団体⇒世界を見渡し、飢えた子どもがいれば、食糧を与えたいと思う。
たとえば、日本のマッチング・グラントで
『高校生をホテルに呼んで、テーブルマナーを教える』
これは、承認されたが、ニーズが随分違うと思いますよね。
誰が見ても「飢えた子どもの方に」と思いたくなる。
「日本のマッチング・グラントは甘い」「甘い」と、私(片岡女史)、いつも批判されている。
できるだけ、ニーズの高いものを見つけてください。

先日事務総長が「飢えた子どもにスプーンはいらない」といった。そういうポスターをどこかでみたらしい。
「手で食べる」という意味ではなく、その心は、『情熱さえあれば、道具や手段は要らない』。

原則を覚え、そこに枝葉を付け加えてくだされば、複雑に見えるロータリー財団も、案外簡単なもの。
そのようなことを期待して、本日の話を終わらせていただきます。